インフルエンザ・新型コロナウイルス感染症の
予防接種について【2024年度】
2024年10月1日(火)より、インフルエンザならびに新型コロナウイルス感染症の予防接種予約を開始し、10月7日(月)より接種を開始いたします。
お電話(04-7162-1071)または院内にてご予約ください。
※助成の有無、詳細に関しましては各市区町村のHP等でご確認ください。
⚫︎ インフルエンザ
価格:1回3,400円(税込)
⚫︎ 新型コロナウイルス
価格:1回16,800円(税込)
- ファイザー社のコミナティになります。
- 当クリニックでは15歳以上の方が接種可能です。
- 前回のコロナワクチン接種から3ヶ月以上あけてください。
※インフルエンザ・新型コロナウイルス感染症の予防接種は、同時接種が可能です。
ご希望の場合は、ご一緒にご予約ください。
インフルエンザ予防接種について
インフルエンザを予防する最も有効な手段のひとつが、インフルエンザワクチンの接種です。一般的に、インフルエンザワクチンの予防効果は接種約2週間後から発揮され、5ヶ月程度持続するとされています。そのため、インフルエンザの流行が始まる前に、いち早く接種を受けられることがお勧めです。
また、インフルエンザウイルスは毎年少しずつ性質を変え、異なるタイプが流行しますので、それに対応するためにも、予防接種は毎年受けることが重要です。
インフルエンザワクチンは、感染予防だけでなく重症化予防にも効果を発揮しますので、お早めの接種をお勧めいたします。
肺炎球菌ワクチンについて
日本人の死因第5位(厚生労働省:令和2年(2020)人口動態統計月報年計(概数)の概況)に挙げられる肺炎ですが、死亡された方の9割以上が65歳以上の高齢者です。また成人が肺炎を発症する原因で最も多いとされているのが肺炎球菌です。
そのため、高齢者等の肺炎球菌ワクチンの接種は定期予防接種扱いになっており、市区町村の各自治体では、同ワクチンに対する費用の一部を公費負担としています。ちなみにこの場合は、高齢者すべての方を対象としてはいません。これまで23価肺炎球菌ワクチン(ニューモバックス)を接種されている方は対象外です。詳細につきましては、柏市の公式ホームページをご覧ください。
尚、定期予防接種の対象にならない方であっても同ワクチンを接種すること自体は可能です(全額自己負担となります)。ただ再接種を希望される方で、前回の接種から5年以上が経過していない状態で受けられると接種後に注射部位より強い痛みが出るようになると言われています。
帯状疱疹ワクチンについて
帯状疱疹は、これまでに水ぼうそう(水痘)に罹患したことがある方に発症する病気です。水ぼうそうの原因でもある水痘・帯状疱疹ウイルスは、体内に一度侵入すると体外に排出されることはありません。症状が治まると神経節に潜伏するようになります。
その後、加齢や過労などから免疫力が低下すると同ウイルスが活性化し、左右どちらかの神経支配領域に沿って、痛みや皮疹(紅斑、小水疱、痂疲等)がみられるようになります。皮膚症状に関しては3週間程度で治まるようになりますが、高齢者が罹患、あるいは痛みが強く出たという場合、いつまでも神経に痛みが残ることがあります。発症から3ヵ月を経過しても続く痛みのことを帯状疱疹後神経痛と言います。
こうした状態にならないよう、あらかじめ帯状疱疹を予防するために接種するのが帯状疱疹ワクチンです。対象となるのは発症率が上昇するとされる50歳以上の方としています。
麻疹(MR)ワクチンについて
麻疹は、麻疹ウイルスによって起こる感染症で、主に春から夏にかけて空気感染・飛沫感染・接触感染で人から人へ感染していきます。そして感染力がとても強く、抗体を持たない人や抗体価の低い人に感染を広げていきます。
麻疹の主な症状は、発熱・咳・鼻汁・目やに・発疹などで、10~12日の潜伏期間の後に症状が出始め、38℃前後の発熱や、頬の内側の口腔粘膜に白く小さな斑点が現れます。
さらに、30%程度の人に気管支炎、肺炎、中耳炎、脳炎といった合併症がみられます。
麻疹は、ワクチン接種により約95%の人に免疫が獲得されます。ただし、1回の予防接種では免疫が上がらない人や、麻疹に対する抗体価が次第に低くなる人もいるため、現在では2回の接種が勧められています。
また、麻疹には特別な治療法がなく対症療法のみとなるため、予防にはワクチン接種が重要です。